ケーキ屋は閉店後 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-12-24

[]救われないのが我が望み 救われないのが我が望み - ケーキ屋は閉店後 を含むブックマーク


ぐるぐると夜の中に気持ちが落ち込んでいく。

ちょうどそのとき、電話をかけてきたひとがいた。

ロイさんが大丈夫かな、と思ったから。気になったから。助けになりたかったから。

耳に優しく響く声を聞きながら、私は礼を述べる。

ありがとう


ありがとう


私が泣いていたのは本当で、だからこそそんなときに、そんな理由で電話をくれたことにはとてもとてもびっくりして、これはナニカを推し進める決定的な第一歩になるのかもしれない、と思ってしまうけど。


私は本当に救われたかったのだろうか?

親切なダレカ、思いやりがあって私のことを考えてくれるダレカに、この手を引かれたかったのだろうか?


違う。

ような気がする。


私は一人きりどこまでも落ちていきたかったような気がするし、一人でも浮上できる自分を見たいと、強く願っていた。それができる自分を知っているつもりでいた。

私は浮上する。私は前を向く。私は歩き出す。自分一人の力で、ソレが出来る。

そういう自分を、信じさせてくれ。


もちろん助けを貰えたことには感謝しているし、カラダが舞い上がるように軽くあたたかくなったのも本当だけれども。


私が一人で浮上する力を奪ったりしないで、一人で落ちていく過程を途中で止めたりしないで、なんて思ったりするこの私は本当に手に負えない、厄介な人間なのだろう。